BLOG

2026/08/28 04:06

定番スタイルから2026年のトレンドまで

「北欧インテリア」「モダンインテリア」「ジャパンディ」など、インテリアについて調べていると、さまざまなジャンルの名前を目にします。

でも、それぞれがどんな特徴を持っているのか、何が違うのかは意外と分かりにくいもの。

実はインテリアのジャンルには、長い歴史の中で生まれた「様式」から、異なるスタイルを組み合わせた現代的な「スタイル」、そして近年の暮らし方や価値観から生まれた「考え方」まで、さまざまなものがあります。

今回は、まず代表的なインテリアジャンルを知るところから始めてみましょう。


まず知っておきたい、定番のインテリア

Scandinavian|北欧

明るく、シンプルで、居心地のよい空間が特徴の北欧スタイル。

白やベージュなどの明るい色をベースに、木やリネンなどの自然素材を組み合わせます。

見た目の美しさだけでなく、使いやすさや暮らしやすさも大切にするのが特徴です。

「シンプルだけど、どこか温かい」。

そんな雰囲気を好む人に人気のスタイルです。



Mid-Century Modern|ミッドセンチュリーモダン

1940〜60年代を中心に発展したデザインスタイル。

木材を使った家具に、曲線や幾何学的なフォルムを取り入れたデザインが特徴です。

機能性を大切にしながら、家具そのものをデザインとして楽しむことができます。

現在でも多くの名作家具が残っており、ヴィンテージ家具を取り入れたインテリアとしても人気があります。



Modern|モダン

直線的でシンプル、そして洗練された空間。

ガラスや金属、石、コンクリートなどの素材を取り入れ、色数を抑えてすっきりとまとめるのが特徴です。

家具や装飾を増やすのではなく、空間そのものの美しさを楽しむスタイルと言えるでしょう。



Japanese|ジャパニーズ・和モダン

日本の美意識を取り入れたスタイル。

「余白」「静けさ」「自然」「素材感」といった、日本ならではの感覚を大切にします。

木や和紙、陶器、石などの自然素材を取り入れ、落ち着きのある空間をつくります。



いま人気の現代的なスタイル

Japandi|ジャパンディ

JapaneseとScandinavianを組み合わせた、比較的新しいスタイルです。

日本の「侘び・余白・静けさ」と、北欧の「機能性・温かさ・居心地のよさ」を融合しています。

ベージュやブラウン、グレージュなどの落ち着いた色に、木やリネン、陶器などの自然素材を組み合わせるのが特徴。

シンプルでありながら冷たすぎない、落ち着いた空間をつくることができます。

現在の日本の住宅にも取り入れやすく、人気の高いスタイルです。



Organic Modern|オーガニック・モダン

モダンなデザインに、自然素材や有機的な形を取り入れたスタイル。

木や石、リネン、植物などを使い、直線だけではなく丸みを帯びた家具やインテリアを組み合わせます。

一言で表すなら、

「モダンだけど、冷たくない。」

そんなスタイルです。




Warm Minimalism|ウォーム・ミニマリズム

必要なものだけを置くミニマリズムに、温かみを加えたスタイル。

以前のミニマリズムが「白・グレー・金属・余白」というイメージだったのに対し、現在は木、ベージュ、ファブリック、間接照明などを取り入れた、より居心地のよい空間へと変化しています。

「シンプルに暮らしたい。でも、無機質すぎるのはちょっと違う」。

そんな人に合うスタイルです。




素材感を楽しむインテリア

Industrial|インダストリアル

工場や倉庫、ロフトなどから生まれたスタイル。

アイアン、スチール、コンクリート、レンガ、古材など、無骨な素材感を楽しみます。

ブラックやダークブラウンなどを取り入れた、都会的で力強い雰囲気が特徴です。

近年は、木やヴィンテージ家具などを組み合わせ、無骨さを少し和らげたスタイルも多く見られます。



Rustic|ラスティック

「素朴な素材の美しさ」を楽しむスタイル。

無垢材や古材、石、革など、自然を感じさせる素材を取り入れます。

Industrialが「工場」のイメージだとすれば、Rusticは「自然」や「田舎」のイメージに近いでしょう。

温かく、落ち着いた雰囲気をつくることができます。



Biophilic|バイオフィリック

自然とのつながりを大切にする考え方です。

観葉植物を置くだけではなく、自然光、木、石、水、植物、自然の色などを室内に取り入れます。

「家の中にいても、自然を感じられる」。

そんな暮らしを目指すスタイルです。



個性を楽しむスタイル

Bohemian|ボヘミアン

自由で型にはまらないインテリア。

ラタン、植物、ラグ、ファブリック、民族的な柄、アートなど、さまざまなものを組み合わせます。

整然と揃えるというよりも、「好きなものに囲まれて暮らす」ことを楽しむスタイルです。



Eclectic|エクレクティック

異なるジャンルを組み合わせるスタイル。

例えば、北欧の家具にヴィンテージの照明を合わせたり、モダンな空間に日本の古道具を取り入れたり。

一見すると異なるものでも、色や素材、形などに共通点をつくることで、ひとつの空間としてまとめます。



Maximalism|マキシマリズム

ミニマリズムとは反対に、色や家具、アート、植物、ファブリックなどを積極的に取り入れるスタイル。

ただ物をたくさん置くのではなく、「自分の好きなものを重ねていく」ことがポイントです。



2026年、インテリアはどこへ向かっている?

ここまでさまざまなジャンルを紹介してきましたが、2026年のインテリアには大きな流れがあります。

それは、

「ひとつのジャンルに揃えすぎない」

ということ。

以前は「北欧なら北欧」「モダンならモダン」と、ひとつのスタイルで部屋全体を統一することが多くありました。

現在は、

Japandi × Vintage

Modern × Organic

Mid-Century × Japanese

Minimal × Art

のように、異なるスタイルを組み合わせることが増えています。

さらに、時間をかけてヴィンテージ家具やアート、思い出の品などを少しずつ集めていく「Slow Decorating」や、素材や光、家具、アートを重ねて居心地をつくる「Layered Comfort」といった考え方も注目されています。

つまり、インテリアは「何風の部屋にするか」だけではなく、

「自分が心地よいと感じるものを、どう組み合わせるか」

を楽しむ時代になっているのです。


インテリアに正解はない

北欧が好きだけれど、古い日本の家具も好き。

モダンな部屋に、少しだけヴィンテージを取り入れたい。

シンプルな空間に、好きなアートだけは飾りたい。

そんな組み合わせも、もちろんインテリアです。

ジャンルを知ることは、部屋をどれかひとつに分類するためではありません。

自分の好きなものを見つけて、組み合わせるための「引き出し」を増やすこと。

そして、その空間に自分らしい景色をつくること。

インテリアのジャンルを知ると、家具や照明だけでなく、壁に飾るアートの選び方も少し変わってくるかもしれません。

次回からは、今回紹介したジャンルをいくつかずつ取り上げながら、それぞれの特徴や代表的な家具・照明、そしてどんなアートが似合うのかを、もう少し詳しく掘り下げていきます。

あなたなら、どんな景色のある部屋で暮らしたいですか?

わたしらしい景色を。